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読書について6

今まで私の読書についてばかり
書いてきたが、それだけでは正直つまらない。

やはりここは偉人と呼ばれる人達の読書についてを知りたいところ

ショーペンハウアーは

読書について

で以下の様に話します


 濫読は愚かものがすることだ
 良い本をじっくり読み、意味を咀嚼しかみしめよ!

厳しい事を仰っております。

やはり、このクラスになるとただ本を読むだけでは

意味をもたない事を説いております。

また

ただインクが新しいというだけで、その本を有難がって買うのは
愚かなことだ。

これも現代でも同じですね。

というのも、これだけ毎日新刊が並ぶ現代では

本当に読むべき本が一体どれだけあるのだろうか

私達のリソースは本当に毎日少ない

そのなかで

読むに値するものを選ばないといけない

読書家が沢山読んだとして

年間1000冊いけばいいほうでしょう

しかし日本の年間書籍出版数は約8万冊となっています。
※ 総務省統計局:日本の統計2016

80分の1です。

これが絶対的な量なのです

自分がいかに知らず知らずに選択をしているかが分かります

それが解っていても、特に意味もなく

ベストセラーの本を手にしてしまうものですね

なんとも言えません。いやはや


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