2017年6月4日日曜日

【本】いきいきと生きよ ~ゲーテに学ぶ~

ニーチェ:ツァラトゥストラや
ゲーテ:ファウストの翻訳でお馴染の手塚富雄先生による
ゲーテへの深い考察・解説集

ドイツ文学翻訳として著名な作者が
ゲーテとの言葉を分かりやすく解説してくれます

普遍的な価値は時代が変わっても陳腐にはなりません。
現代でも十分に役に立つ重要な心構えを教えてくれます。

――ゲーテ
ヨーロッパ近代が生んだ偉大な詩人にして
政治家・小説家・自然科学者、様々な顔を持つ人物ではありますが
姿勢は常に前向きでエネルギーに溢れています。

一度は読んで触れて見て、
偉人のエネルギーを吸収するのも悪くは無いかと思います。

本文より
幾つか紹介させて頂きます

「大作をしないようにきをつけたまえ。最も優れた人々でも大作には苦しむ
……私もそれで苦しみ、そのためにどんなに損失を受けたか、身にしみて知っている
現在は現在としての権利を要求する。~中略~
……いつかはゴールに達するというような歩き方ではだめだ。
一歩一歩がゴールであり、一歩が一歩としての価値をもたなくてはならない」

 これだけ偉大で万能なゲーテでも大作にはきをつけたまえと忠告してくれる。
しかも政治家の顔を持つゲーテは来客も多かったはずですからね。
※ナポレオンが来るぐらいですからね笑

忙殺される日々の中で大作には気をつけ、そして着実に作品を完成させる。
一歩一歩がゴールであり、一歩の価値を知りなさいと励ましてくれる。
身が引き締まりますね。

「あらゆる賢いことはすでに考えられている。ただ我々はそれを
もう一度考えて見なければならない」
古くから唯一無二な知恵があっても、それを得るの誰か……
現代で生きている我々である。

それを新しく獲得するのが私であれば、
もう一度考えてみないといけない。謙虚な姿勢で望みたいものです。

「思索する人間の最も美しい幸福は、探求しうるものを探求しつくし、
探求しえないものを静かに敬うことである」

人間であれば何処までも探求すれば解が見つかる
と勘違いしてしまう事がある

しかし
どうしてこの世界が存在しているのかついては口を噤むしかないだろう

それを分かった上で探求しえないものには
畏敬をささげる事を知らねばならない。

ここでも賢者の態度を見てとれます。

自分が迷った時は、ここに戻ってきたいものです。



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