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【本】日本人の知らない日本一の国語辞典

面白かった本を紹介します 日本人の知らない日本一の国語辞典です 日本人の知らない日本一の国語辞典  2014/4/6 (小学館新書) 松井栄一 (著) 国語辞典は一家に一冊はあるかと思いますが 種類がある事はご存知でしょうか。 国語辞典には小型・中型・大型 の3種類があります 小型:新明解国語辞典・岩波国語辞典 等 中型:大辞林・大辞泉 等 恐らく小型・中型がご家庭にあるのでは無いでしょうか  しかし 大型と呼ばれる国語辞典は日本で一つしかありません!!!  【日本国語辞典】 通称:日国です 巻冊数:13巻+別巻(出典一覧ほか) 書籍価格:210,000円 項目数:503,000項目 文字数:88,510,000文字   ※ 日本国語大辞典 | ジャパンナレッジ より 上記を見るに 正にモンスター辞書 著名な国語学者や各方面の識者、1000名以上に協力を要請し 100人以上の執筆者を動員して 編纂作業を行うといいう一大プロジェクト あ行だけで一冊終わってしまう恐ろしさ ――しかも終わっていない笑 日本一と呼ばれる所以です。 一巻発売当初はあ行だけで意味があるのかと読者より 疑問の手紙がきたとか しかし これが世の中にでる事じたいに大きな意味があるかと思います。 これだけの項目数を管理する事 内容説明を成るべく同じ品質にすること 考えるだけで恐ろしい作業量が予想されます。 そして著者も国語辞典を作るプロフェッショナル なんと親子3代に渡って 国語辞典を作っています。 また 用例を集めるのが趣味とか凄すぎるでしょう お店でラーメンを食べながら これはあの用例に使えるなとか考える なんというストイックさ! 職人という言葉がピッタリあうのでは無いでしょうか こういったコツコツと積み上げて 一つの物を 完成させる事の重要性を改めて感じた次第です。